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中国大気汚染の原因の1つ、「暖気」とは?

  • by沖野 真紀
  • on 2013/11/6

       今月、中国のハルビン中心街で、大気汚染物質PM2.5の濃度がWHO指針値の40倍近い値に達した、というニュースが報道されました。スモッグで視界が10mほどになったそうで、北京をしのぐひどさです。

     「まだ暖気(ヌァンチー)が入っていない段階でこの状況とは、、、」と、とても心配しているのですが、皆さんは「暖気」をご存じでしょうか?

     「暖気」とは、中国の山東省以北のほとんどの建物に備え付けられている放熱器のことです。各家庭で燃料を入れて使うのではなく、担当する地域ごとに公共のボイラー室があり、そこでお湯を沸かし、配水管を通して各家庭に配られる、いわゆるセントラルヒーティングシステムです。

     写真は北京大学寮に住んでいた時の私の部屋の写真ですが、赤線で囲った部分がその放熱器です。触ってもそんなに熱くはなく、「暖気」の上で洗濯物を干す人もいます。



     「こんなもので北京の寒さをしのげるの?」と思う方もいるかもしれませんが、この放熱器は各部屋だけでなく、廊下、トイレ等すべての場所に設置されており建物全体を温めているのでポッカポカです。屋外は極寒でも室内はTシャツ1枚でも過ごせるくらい快適なのです。

     しかし「暖気」は提供期間が11月中旬から3月中旬までと決まっているため、「暖気」が始まる前の11月上旬が一番寒く感じます。留学中、時にはマイナス近くになる教室で、毛布をかぶって授業を受けていた頃を思い出します。

     このように北の中国には欠かせない「暖気」ですが、石炭を燃料として使用しているため大気汚染の原因となっていることが問題になっています。

     私が留学していたのはPM2.5が騒がれる前でしたが、夏に比べ冬の空気が汚れているこは十分体感出来ました。原因が多すぎるせいかなかなか改善しませんが、中国政府は大気汚染問題に一生懸命取り組んでいます。この分野の技術投資の誘致活動もあちこちで行っており、特に日系企業の高い技術力に熱視線が送らているようです。

     今後の中国政府の問題解決力に期待したいと思います。
     
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